る時乗ったタクシーの運転手に聞いた話。
自分の部屋で寝ていると、ブーンと、何かの羽音の様な異音がしているのに気づいた。はじめは、何の音かと自分の部屋の中を見回していたが、その音は外のベランダから聞こえてきて来ているものとわかった。
音の出所が気になった彼が、ベランダに出てみたが、自分のベランダには音のするようなモノはない。どうやら、その異音は隣のベランダから聞こえている。
彼はベランダから乗り出して隣のベランダをのぞき込んだ。
するとそこには、物干しで物干し竿が、誰かがぶら下がっているかのように大きくしなりながら小刻みに震えていたという。
「あれってなんですかね?」
風もない静かな夜のことだったという。

ここではそんな妖しいモノたちの話をご紹介します。









逆の話

カタコンベの話

メリーさんの羊

追いかけっこ

階段

呪ってください

伸びる手

窓の花

笑う女