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以前、怖い話が好きな私は何度となく霊が出るという噂の場所に足を運んだりしていました。
私は特に霊感があるという訳では無いのですが、何か直感的なものを感じカメラのシャッターを押すと高い確率で心霊写真を撮影する事が出来たと言うことも、そういった場所へ足を運ばせるきっかけともなっていました。。 しかし2年程前、好奇心でそういった場所へ遊びに出かけていたツケがついに私達にまわってきてしまったのでした。 それは、山形県上山市にある「滝不動」と言う地元の人でも大変に恐れられてる有名な心霊スポットでの事でした。夜中の十二時から一時ぐらいの間だったと思います。友人達と私の三人は乗用車で問題の場所の入り口から入って滝不動を目指しましたがなぜか目的の場所になかなかたどり着けませんでした。 半ばあきらめかけた時それは突然に目の前に現れました。 目印の鳥居があったのです…。 やっと、目的地に着いた…しかし私達はその異様な雰囲気におののき、思わず目をそむけていました。 とりあえず鳥居のそばに車を駐車し、カメラと懐中電灯持って鳥居くぐって名指す「滝」へと歩いてゆきました。季節は八月の後半でしたが、回りの空気はひんやりと冷たく重苦しい感じがしました。明らかに他と空気が違うのです。 「いつものような感じじゃねえぞ…」 一人がぼそっとつぶやきました。 ドドドドドドドドドドドドド……… やがて滝の音のようなものが聞こえてきました。 目の前には何かを祀った社がありました。 私はその社に何かを感じていました。 「ここだ!ここで撮れ!いるから」 私はカメラを持った友人に声をかけていました。 パシャ!パシャ!… 友人のシャッターを切る音が辺りに響きました。 パシャ!パシャ!… 友人の側に立つ私の右手が突然痺れ出しました。 「まずい!」 そう感じた私は、友人達に声をかけ急いでその場を立ち去る事にしました… ※ ※ ※ 翌日私たちは、昨夜滝で撮った写真の現像をしました。 やはり写っていました。 丸い球体が中に浮いていたのです。 実際に現場にいた時はそんな物誰も見てはいないのに…。 その日の夜。 私たち三人は同時に原因不明の高熱を出し寝込んでしまったのです。 死ぬほど苦しい高熱で寝込み、ようやく起きあがれるようになったのは、3日後の事でした。 同行した友人二人と共にこんな目に遭うとは…これは、滝不動にいる何者かの警告なのだと理解せざるおえない出来事でした。 その時以来なのでしょうか、私は何かと病弱な体質になったような気がするのです。 決して、面しろ半分で軽率な行動をとったりするのは止めたほうがいいと思います。 何故なら、警告はひとつだけは無かったです。 同行した私の友人の首には刃物で切り付けられたよう痕があったのです。 そして私は右手首に………。 投稿者:ディカノリオ さん |
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