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これは、高校を卒業した後の話なのでかれこれ12年前の話です。 中学時代からの友人でその内の一人の家が、我々の溜まり場になっていました。 集まるメンバーは自分を含めて基本的に5人でプラスアルファと言う人数でした。 ほぼ毎日、大体9〜11時位に集まり始め、1〜2時位に解散するという状態でした。 それまでは、途中でコンビニに買出しに行くといっても、近くに24時間営業の所は無かったのでだいぶ離れた所まで行くしかなかったのですが、 ある日歩いて2〜3分の所に24時間営業のファミリーマートが出来たので、ジャンケンで負けた者が買出し係となったりしていました。 そのファミリマートに行くには、大きな通り沿いに歩くのと、住宅地を抜けていくのとの2つのルートがありました。 自分が行く場合には、その時の気分で変えていました。 そんなある夜中。 自分と友人のKで買出しに行くことになり、なんとなく住宅地ルートの方へ入りました。 緩い下り坂を降りていき、ある家の前(実は知人宅)の前まで来た時、背後から右肩に手(?)が懸かり、後ろに引っぱられました。 「ん〜? 誰だよ。」 と思って振りかえったのですが、自分の後ろには誰もおらず、引っかかるような木の枝や植え込みもありませんでした。 自分は前を歩いていたKに、 「今、誰かに肩を引っ張られちゃったよ」 と言うと、Kは 「あ、そう? 俺も前にひっばられたことあったんだよ。」 「! それ、マジ?」 「だから、それから一人だとこっちの道は歩かないで、向こうの通りの方から行ってんだ。今日はお前と二人だからこっちに来たけど。」 気味が悪かったので、帰りは通りの方から戻りました。 投稿者:夜香さん |
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